金属または非金属の表面を他の金属の薄膜で覆う金属表面処理方法のことです。
他の金属の薄膜で覆うことで、劣化やサビ、摩耗の予防や、熱伝導率を上げたり、電気を通りやすくできます。
当社では電気めっきにより、金属の表面を銀や錫などの他の金属の薄膜で覆っています。
めっきの装置や加工方法にはいくつか種類がありますが、当社では治具を使用したラック(吊り)めっき、小物のめっきをする際に使用されるバレルめっきを行なっています。
時間や手間暇をかけてお客様により良い品質を提供するため、当社では創業以来、手作業によるめっき加工にこだわってきました。
自動化された機械では実現できないような細かいめっき加工にも柔軟に対応いたします。
※プラスチック素材へのめっきは行なっておりません。
※黒色めっきは行なっておりません。
手作業でめっき加工を行なっているため、小ロットを中心に多品種に対応いたします。1個からでも承ります。
※ものによってはお時間がかかる場合がございます。あらかじめご了承ください。
当社では青化銀(シアン化銀)による光沢銀めっきを行っています。
電気伝導性やはんだ付け性・ボンディング性に優れ、当社では電気部品に銀めっきを施しています。
装飾性にも優れているため、装飾品にも使用されます。
当社では青化銅(シアン化銅)による光沢銅めっきを行っています。
電気伝導性、熱伝導性に優れているため、当社では下地めっきとして使用しています。
※青化銅のため、厚付のめっきは行っておりません。
当社では硫酸錫による光沢錫めっきを行っています。
錫は柔らかく、柔軟性に優れているため、当社では電気部品に錫めっきを施しています。
当社では六価クロムによる光沢クロムめっきを行っています。
耐食性・耐摩耗性に優れ、当社では医療器などへクロムめっきを施しています。
クロム1号めっき(素材をバフ研磨後にめっき)クロムめっき3号(研磨なし)のいずれも対応いたします。
※現在、クロム1号めっきにはお時間がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。
※硬質クロムめっきは行っておりません。
当社ではワット浴による光沢ニッケルめっきを行っています。
当社では電気部品にニッケルめっきを施しています。
無電解ニッケルめっきはバッチ式にて対応可能です。
ニッケル1号めっき(素材をバフ研磨後にめっき)、ニッケルめっき3号(研磨なし)のいずれも対応いたします。
※現在、ニッケル1号めっきにはお時間がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。
当社では青化亜鉛(シアン化亜鉛)による亜鉛めっき、六価クロメート、三価クロメート、ユニクロを行っております。
防食効果があり、鉄を錆から守る効果があるため、当社では工業用部品、構造材、電車部品などにめっきを施しています。
※六価クロメートは環境対策の観点から三価クロメートへの変更を推奨しています。
表面の平滑化や鏡面化など外観に光沢を出し、綺麗に仕上げるための表面処理です。
当社では機械研磨の一種でバフと呼ばれる器具を使用して行うバフ研磨を行なっております。
※現在、鏡面仕上げは行なっておりません。
※ものによってはお時間がかかる場合がございます。あらかじめご了承ください。
素材の表面の汚れを除去し、めっきの密着性をよくするための工程です。
当社では酸洗い、キリンス、硝酸ディップを行っています。
酸洗い:表面処理をする際に障害物となるものを取り除く処理。塩酸等の酸溶液を用いて、金属表面の付着物(油)や酸化スケール、錆、不動態膜などを除去し素地を露出させます。
キリンス:化学研磨の一種で銅や真鍮を研磨する処理。
硝酸ディップ:ステンレスを不動態化する処理。
弊社ではお客様からご希望があれば恒温試験、水素脆性処理、厚さ試験を行います。
弊社では恒温槽による恒温試験を行なっています。
加熱後、一定の温度を保ち、密着性を確かめる試験です。
また、同じ機械で亜鉛めっきの水素脆性処理も行なっています。
※時間がかかるため、納期を1日以上追加いたします。あらかじめご了承ください。
弊社では蛍光X線によるめっきの厚さ試験を行っています。
めっき面にX線を照射して、発生する蛍光X線の強さでめっき厚さを測定する試験です。
製品を傷つけることなく行える試験です。
※3μm〜30μmの厚さが必要な場合に行います。薄すぎる・厚すぎる場合は計測できません。